エージェントの見分け方

 この数日(本当は約2ヶ月ほど)、ドタバタしていて、さらに面倒な事がいくつか起こったので正直どうでも良くなっていました。こればかりは私も人間ですから落ち着いてモノを考える時もあれば、怒りに支配される時もある。しかし最後に決定を下す時は相手の状況を注意深く見聞きする必要があり、実際に一昨日、縁も所縁も無い方でしたが直接、お話しを聞く事ができました。

ある程度、事前の予測の中で
『どうせこうなっているんだろう』
と思っていた事はほぼ当たっていて、こちらも"早まった行動を取らなくて良かった"と胸を撫で下ろした次第。
そう言う中で
『なるほど、だからこうなってしまったのか!!!』
と言う事があったので、ここに大事な事を記しておきます。

 それはマカオで法人を立ち上げる時、或いは立ち上げた後の事を日本から来るほとんどの人が知らない事が全ての間違いと問題の根本的原因であると感じるのです。

 例えばペーパーカンパニー的に登記したとする。これ自体は違法でもなんでもありません。
香港では秘書(香港ID所有者)を設定する必要がありますが、マカオの場合、秘書の設定が無いので誰でも簡単に法人が作れる。
否、"作れてしまう"という言い方が正しいかな?

しかし設立後、数週間から2ヶ月以内に政府のスタッフが登記されている場所に直接来る事をご存知でしょうか?

そこで必ずその登記した法人の代表者なり関係者の所在の有無を問い質してくる。ここで『そんな人はいません』等となると、その後、その法人のファイルは置かれる部署が違ってくる。そこまで頭に叩き込んでいない人が多く、結果、せっかく立ち上げた法人が台無しになる事もある。

 また最近は銀行口座の開設が難しくなり、代表者の住所が国外だったりマカオに無い場合、或いは私書箱を住所にしていたりするのはほぼ全てNGとなる。そのあたりは日本国と租税条約を締結した後、一段と厳しくなった様に感じます。またこれはマカオ政府が施行した政策ですが普通の住居に法人を置けなくなった。
弊社の役員のひとりも個人で持っている会社を一般住居に登記してしまっているが、そこも対策しないと問題になってしまう。

スタートは容易にできても、維持は困難とは古今東西、共通した認識であると思います。

 香港のエージェントがマカオへ業者を誘い、結果的に様々な問題を生じさせてしまっているケースも年柄年中あります。通貨も違いますからね、別の国なんですよ。

 これは実際にあったケースですが、ある会社が法人を作ってキチンとやっていました。
売り上げも年間数千万円をコンスタントにはじき出し誰が見ても順調そのものでした。
しかしひとつの問題が生じ、引き継いでみると設立した法人は作ったその日から、引き受けたその日に至るまで売り上げがゼロ円のまま。沢山いる従業員は誰一人雇っていない。。。
そして本社でさえ知らぬ間に出来ていたみなし法人に全ての売り上げが付いてしまい、最後に休眠にする際に数年分の間違った作業を全てやり直すと言うトンでもない作業をこなした事も実際にありました。また有名なチェーン店が結局、香港からの応援を入れられず、かといって日本からの応援はもっと無理だった為、結果的に店のクオリティはがた落ちになり、現在は営業時間を短縮して乗り切っている等と言うケースもあります。

 ところで数日前に起こった意味不明のトラブル。
私の書いたこのBlogが気に入らなかったらしく(事実との間に相違点は一切ありませんが?)、オフィスの管理事務所にお怒りの電話を掛けられたとか?このビルのオーナーがオフィスのオーナーですが、それが誰なのかを知っていたらとてもじゃないけどケンカなんて売れません。また私の書いたBlogでなぜオフィスに苦情を入れるのか全くもって不思議です。私に言えば早い話しです。
しかしまぁ私に言ったら言ったで中国に帰る時はイミグレーションを通れなくしちゃいますけどね(笑)

世の中、不思議な人が多いと言う事です。

ともかく簡単に出来ると思ったら大間違い。
ちゃんと後日、確認にくるし複数回にわたってチェックされる。

"それが必ずある"

と言う事を認識しないとなりません。

 かつてマカオの巨大カジノホテルに日本人が設立したあるお店がありました。しかしながら撤退時にキチンと片付けなかった為、つい先日、その施設から約5-6年分の未納となっている家賃(数億円)の請求が来たと友人から電話がありました。大切なのは"その後である"と肝に銘じておく必要があるでしょう。

さてそこで業務を依頼する際のエージェントの見わけ方を伝授したいと思います。
これは後々、大きく響いてくる問題ですので自分の経験値をもとにお話させていただきます。


  1. そこの会社(エージェント)がその場所で長く続いているかどうか?
  2. そこの会社(エージェント)の業務が続いているかどうか?
  3. そのエージェントやエージェントオフィスがその土地に実在するかどうか?


この三点が重要なポイントになるかと思います。

まず最初の(1)については、これは自分の上海時代に良くあった話しなのですが、昨日今日、上海に来て誰かに会社を作ってもらい、その翌日にはもう自分がお客さんをとって今度は第三者の会社を作ったりしているケースが良くありました。これはもう話しにならないケースが多く、結局、その後も続いていません。

次の(2)のケースですが、長くやっていても結局、仕事が定まらず、手掛けたプロジェクトは大金を掛けてスタートし半年かせいぜい1年で終わり、また次のクライアントを…と言うケースです。
クライアントにとって大切なのは"収益を上げる"に他ならない訳ですから、半年や1年しか持たないのではタマッタもんではありません。中には大金使わせて潰した挙句『日本人は来てすぐに儲かる勘違いしている』等と自分の責任を回避する文言をBlogに綴ったものも見た事があります。これらはスタートアップ商売と言って、不動産(店舗)を契約させ、内装工事・電飾看板でシコタマ儲けてあとはポイッと言うケースです。何をどれだけ長くやっているか?と言う実績調査は重要かと思います。

最後はそのエージェントがその土地に実在するかどうかです。
これはもう言わずもがな…ですよね。
初めて会うのに喫茶店や豪華カジノホテルのロビーやレストランで…等ときたら要注意です。


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