日本と言う呪縛

最近、仕事がなかなか纏まらない。 

"仕事が無い"のでは無く、おかげさまで仕事は途切れること無くあるのだが、"内容がなかなか纏まらない"、と言う意味。 マカオナビさんからご紹介頂いた法人管理のお仕事は順調に推移しているので問題ない。 適切にアドバイスをさせて頂いてる。 細々した問題があるものの、業務の範疇でテキパキと進んでいるから問題ない。 

もちろんもうひとつの会社 G.W.R.も問題無く進んでいる。

 問題はタイヤ。 インドNo.1のタイヤメーカー、MRF社から依頼されたタイヤ製造に関する業務委託について遅々として進まない。 これが困った問題になっている。 生産キャパを限界まで落とした日本の企業はもはや外部のタイヤ等生産する余裕は無く、それどころか調べれば調べるほど、その殆どを外注で賄っている事が分った。 工業国・技術国の日本よ、どこへ行った?と言う感じである。 

ある日本のメーカーと一旦は生産委託で纏りかかっていたのだが、オーダー内容を見て『あ、これは無理だ』となってしまった。 僕もリクエストを見て『こりゃ、話しが振り出しに戻るぞ』と直感した。 そして実際にその通りになってしまった。 さて、どうするか? 

ネットで検索しながら、OEMメーカーの流れを掴むしかない、と言う感じだ。。。 

それにしても、日本の企業は大きな勘違いをしていないか?と、思えてくる。 グローバル化やISOの取得、企業コンプライアンスの制定に新会計基準.... どれも当然、大切な事だし、あって当たり前のもの...と思われてきた。 しかし結果的に国際競争力が著しく欠ける企業になってはいないか?と、思えてならない。

 また日本人特有の根回し文化等も本当に弊害になっている。 

数日前に日本の貿易会社の社長から電話があり、少しディスカッション(と言う程のものではないけど…)をした。
彼は『景気も少し上向きみたいだし、このまま少し良い方向に振れて欲しい』と言っていた。 

たしかに日本は少し上向きになっているのは分かる。 が、それは単純に円安に振れているに過ぎない。 つまりお客様が海外から買い物に来てくれて、安いからモノを買っていってくれる、ただそれだけの事。 

作る商品はもう日本では作れなくなっている。 メーカーと言えど、自分達の系列会社から仕入れている様なものだ。 わずかなカスリの利益しかないだろう。 

あと数ヶ月すると『言うほど、景気は上がっていない』と言う言葉があちこち聞こえてくるだろう。 

なにより、自分達の仲間内で仕事を回す、あの癖、本当に辞めて欲しい。 必要か必要でないか?より先に、仕事無くなると大変だから…と言う理由で仕事を回しあう。 
ゴーンさんが就任する前の日産はその悪の弊害から抜け切れず、あの様な事態を招いた事をスッカリ忘れている模様。

またどこぞの金融王が利ざやを狙って、通貨の基準を変えたら元の木阿弥になる事は目に見えている。

 つまり

"何も変っていない"

のである。 

今の給料さえ貰っていれば良い、と言う雰囲気が抜けない限り、また同じ事を繰り返すし、『慎重だ』、『石橋を叩いて渡る』、と言っても時間を掛けすぎる。

自分の様な日本人が外国企業と組んで日本の考えや技術を橋渡ししながら成長していく。

売国奴と言われればそれまでだが、そう言われない為に、日本企業に必ず一度は振っている。
そして無視される(笑)

『お前の話なんか誰も聞かないよ』と言われればそれまでだが、その結果が今の中国に於ける日本車のポジションを見たら分るだろう。

2005年頃、中国、なかんずく上海の若者が乗りたくないクルマNo.1ブランドがVWだったのをご存知だろうか?

そしてVWはシロッコカップを通して、VWは上海の会社ではなくドイツの企業だ、と言う事を徹底的にアピールした。
そして功は奏し、05年当時の乗りたくないNo.1メーカーは、同時期に乗りたいメーカーNo.1メーカーだったトヨタのイメージをかき消す事に成功した。

そのシロッコカップの企画提案書は様々な事情でボツになったトヨタのヤリス(日本名Vit'z)カップの企画書だったことを知る人はこの世に2名しかいないだろう。

その2名とは今、シロッコカップを運営している会社の社長のヨーロピアンガイと、その企画書そのものを作った自分である。



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